よむきくたべるあるくみる きく別館

1994年から現在までのライブレポート。個人的な思い出。

清春 TOUR '05 天使の詩 横浜BLITZ

楽しかった。そして長かった。
ちなみに清春ワンマンは初でした。SADSは何度か行ってますが。去年バブフェスでも見たけど、あれはイベントだったし。

  • 横浜BLITZへは横浜駅から充分歩けます。駅のホームからでも10分かからないと思う。新高島駅に各停しか止まらないこととか、終演後は人がどっと乗ることを考えたら、横浜駅の方が確実に便利。ポルタのG階段から出ると楽。
  • 横浜BLITZ、赤坂より少し小さめ? あとでパンフレット見たらスタンディングの定員は1400人らしい。赤坂は1800人くらい入ったよなあ。人数的にはAXと同等かも。ロッカーの数が充実しているのはさすがBLITZ。
  • 6時45分頃(15分押しくらい)開演。開場が30分くらい遅れていたからもっと遅れるかと思ったけれど、割と順調で安心。でももっと押してたら一体何時に終わったのか……。客電が落ちて最初にミラーボールにライトが当たって、まるでプラネタリウムのようで綺麗だった。
  • 清春の衣装は、上が黒のニットかカットソーで黒のストール(かな?)を首に巻き、下が黄色地に赤(かピンク)のタータンチェックのスカート。スカートの下にズボンを履いているんだけど、スカートが膝下まであるので私の位置からはスカートしか履いてないように見える。かなり好みな格好。上は最初セーターっぽいのを着ていたけれど、早いうちにそれを脱いでタンクトップ(これがまたちょっと変わったデザインで格好いい)になり、最終的には上半身裸。あばらが浮いてるよー。細いよー。
  • トークがかなり多かった。今までを知らないので今日が特別に多いのかどうかは分からないけれど。明日がファイナルだけど、明日はテレビ中継が入るからあまり喋らず淡々とやる予定らしい。その分今日喋るとか。明日はつまんないライブだよ(喋らないから)、なんて言っていた。あとは、スタッフに感謝したり。ツアードキュメントを撮っている今井俊彦監督は今日が誕生日らしい。39歳かー。
  • 本編のかなり早いうちにメンバー紹介。三代堅さんじゃない方のギターはYOSHITSUGUだった!! 全く長いことこの近辺にいるといろんな人のその後が見れて楽しいなあ。あれ? YOSHITSUGUくんはcatenineやってなかったっけ?(調べたら2003年にcatenineは活動休止したらしい) ちなみに酒を飲んで「昔YOSHITSUGUくん化粧してたよね」みたいな話をしたらしい。
  • 7/20発売予定の新曲も。夏っぽい曲だと思うんだけど、と言ってちょろちょろっとギターでコード弾いて、♪サマードリーム シャイな〜……と口ずさむ。違う! そんな暗い歌じゃないぞTUBEは(笑)。そのあときちんと演奏したその新曲は、少し爽やかな感じのする曲だった。「そんなに売れないと思うけど、癖のありすぎる声を耳にしたらレコード屋に行って買ってください」 はい。
  • 「最近は音楽雑誌も不況らしいんで、僕が表紙じゃなくても買ってあげてください」 はい。
  • トーク中、清春結婚してくれ! と男性が(客の約3割は男性だったと思う)。それに対して、「男とは結婚できないけど、でも結婚できるならみんなと結婚したい」「僕にも未婚の時があったんですが、その頃から来てくれている人も、最近来るようになった人も、今はここに一緒にいる。この先もまた一緒にいれたらいいね」そんなMCのあとに「HORIZON」。ものすごく胸にずきゅーんときた。
  • 今日のスペシャルゲスト、土屋公平さん! 蘭丸! かっこよかった! 清春も言ってたけどオーラが違う。2曲弾いていかれました。多分「REVOLVER」と「BUNNY SMILE」。
  • 本編の最後は「ALSTROEMERIA」。
  • アンコールは3回も。服は、さっきとは配色の違うタータンチェックスカート。白か灰色地に青のチェックに見えたけど違うかも。最後の方でそのスカートを脱いだら(布状にひらっと外したから巻きスカート。スカートじゃなくてただ布を巻いてただけの可能性も)、下に履いていたのはジーンズだった。上は、1回目と2回目は白シャツ。3回目は白タンクトップ。帽子も被ってた。
  • 今回のツアーは今までで最高のツアーだった、と言うだけあって、よっぽど終わるのが嫌だったらしい。「電車がなくなってもやるから。ていうかもうこの国から電車というものはなくなったから」「終わるの嫌だからもう一回メンバー紹介しよう」引き伸ばし引き伸ばし。
  • アンコールでやった曲で覚えているのは「FAIDIA」「HAPPY」「Like A Angel」。他にも黒夢SADSの曲をやってたと思うけれど、私、黒夢は初期だけだし、SADSは後期だけだし、実はよく分からない。
  • ラストは「あの詩を歌って」。終わったのは10時半近く。
  • イタいことを書きますが。ものすごく自己肯定してもらった気分になれるライブでした。「ありがとう」「感謝してる」という言葉がすごく素直に受け取れる。清春はすごく正直に話す人だから、逆に2、3年すると全然違うことを言っていることもあるけれど、でもだからこそ、今言っている言葉は本当に、心の底からの言葉だと信じられる。私がいろんなライブに行くのは、純粋に音楽が良かったりミュージシャンがかっこよかったり、周りの目を気にせずに踊ったり暴れたりして自分を解放できたり、というのが理由だけれど、もう1つ、自分を肯定してくれる空間だから、というのもあるのだと思う。君たち(客)のおかげで最高のライブになった、この中の誰か一人でも欠けたら同じライブにはならない、という言葉を聞くととても嬉しい。私は別に普段から自分の居場所を探したりしているわけではないけれど(10代の頃は探してたけど)、ここにいていいんだよ、ここは君がいるべき場所なんだ、と示されるとやっぱり嬉しいし安心する。いつもはそんなことには気付かずにいたけれど、突然気付いてああそうか、そうだったのか、と納得した。
  • 私が一番ずきゅーんと来たのは、「しばらくライブはないけど、その間にいろいろ嫌なこととか辛いこととかあるかもしれないけど、でも次にライブに来たら、そういうことを全て忘れられるから。忘れさせるから」という言葉(かなり概要。まんま覚えてたら天才)。「嫌なことをライブで忘れてくれたら嬉しい」という言葉はよく聞くけど、「忘れさせる」と断言する人は初めてでした。
  • 清春のMCはちょっとキザで笑いたくなったりもするけれど、でもぐっと心を掴むのです。