よむきくたべるあるくみる きく別館

1994年から現在までのライブレポート。個人的な思い出。

Keep On Smile 〜イジワルケイオールスターズ凱旋〜 SHIBUYA-AX

台風が近付いていたので直前まで行くのを迷ってたんですが、行って良かった。すごく楽しかった。台風も家に帰る頃まではまだ足元が濡れる程度だったし。
感想の前にイジワルケイと今回のライブについて少々説明を(私自身よく分かってない部分があるので、間違いもあるかもしれません。なお、「Keep On Smile」のチラシを参考にしております)。

イジワルケイ」とはバンド「赤と黒」のTAKA-ROCKによって始められた企画。TAKA-ROCKの旧知のミュージシャンを集め、2002年にイジワルケイオールスターズ名義で「赤イジワルケイ」と「黒イジワルケイ」の2枚のアルバムをリリース。またTAKA-ROCK考案のキャラクターたちは、2004年12月に「おれたちイジワルケイ」としてアニメになり、2005年3月まで放映された(アニメについてははてなキーワードを)。2005年4月からは4ヶ月連続で、イジワルケイオールスターズから各アーティストをフィーチャーした3曲入りのCDと、上記アニメを収録したDVDの、CD+DVD2枚組を毎月1組ずつリリース。8/24にはイジワルケイオールスターズが一堂に会し歌ったシングル「Keep On Smile」をリリース。現在、関連ラジオ番組として、TBSラジオにて「勝平・麻里奈イジワルケイラジオ」、NACK5にて「清春・TAKA-ROCKのイジワルケイハート」を放送中。(山口勝平井上麻里奈は、アニメでCV等を担当)
本日の出演アーティスト:清春/鮎川誠/シーナ/TAKA-ROCK/花田裕之柴山俊之/Shake/仲野茂/秋間経夫/藤沼伸一/山口勝平/大下紘和/ルーシー/秋本智江/石田光宏/広瀬Jimmyさとし/井上富雄/西健志/井上麻里奈/JUNK/南浩二/and more(私が覚えている限りで、その他にNICKEYと森純太が出演していたはず。ちなみにShakeは椎間板ヘルニアのため出演中止。)
なお、本日のライブはMUSIC ON! TVにて中継。
ライブ参加者以外のイジワルケイオールスターズメンバーには、ROLLY甲本ヒロト等がいる。

以上を念頭において、感想をお読みください。ちなみに私は清春が第一目的。あとシーナさんと鮎川さんが楽しみで、微妙にアニオタなのでアニメとどう絡むのかとか声優陣は何をするのかも気になってました。

  • 出演者がめちゃくちゃ多いイベントだったので、転換に時間がかかるんだろうなー、終わるの遅かったら途中で帰ろうかなー、と思っていたのですが。始まってみてびっくり。転換がなかった! ずーっとセッションをやっているような感じ。いろんな人が入れ替わり立ち替わり出てきて、ささっと機材繋いでささっと曲が始まる。ドラムとギターはさっきと同じ人でボーカルとベースが違う人、とか、さっき歌ってた人がギターに専念して新たにボーカルの人が出てくる、なんて組み合わせもたくさん。長くても1、2分待たされた程度。だからダレる暇がない。こんなイベントは初めてだ。
  • ステージの構成は、奥が高い段になっていて、左右にドラムが1台ずつ。ツインドラムで使う時もあれば、1台使ってもう1台を次のために調節している時もあり。で、ステージ前方でギターとかベースとかボーカルとかコーラスとか。中央奥にはスクリーンがあって、開演前はイジワルケイのアニメが流されていた。開演後は緞帳でスクリーンが隠されたり、緞帳あけてアニメ流したり、レコーディング風景映したり。向かって左端に「おれたちイジワルケイ」のフラッグ(?)が掲げてあった。TV中継のカメラは何台かあったけれど、邪魔なほどではなくて良かった。
  • 客の入りは、正直あまり良くなかった。私がCD封入チラシ先行で取ったチケットがCD発売5日後くらいだったにも関わらず番号がかなり早かったり、イープラスなんかでペアでご招待情報があったりしたので予想はしてたけれど。空間に余裕があって楽で良かったけど、やっぱりもう少し混んでて欲しかった。客層は、清春ファンが思ったより少なかった。声優さんファンもそれほど目立たなかったし。シナロケとか仲野茂さんとかを見に来た感じの、私よりもやや上の年齢層が多かった気がする。男性が割と多かった。
  • 1曲目は……何だったっけ。「Keep On Smile」だったか? 出演者ほぼ全員が出てきて、曲が終わったところでTAKAさんが挨拶。「最後まで楽しんでいってください」的な内容(多分)。
  • 2曲目か3曲目が清春の「ギラついた太陽」。かっこよかったんですが個人的に邪魔が入ったので(次エントリ参照)今ひとつ世界に入りきれませんでした。服も覚えてない。「また後で」みたいなことを言って一旦はける。
  • 再び清春が出てきたのは中盤。秋間さんがT-REXの曲を歌い、T-REXマーク・ボランが大好きで、毎年命日に追悼ライブをやっているというMCをし、もう一曲T-REXの曲をやるのでボーカリストを呼びます、と言って出てきたのが清春。やったのは「20th century boy」。有名な曲なのでよくカバーされるけれど、清春のも相当かっこよかった。続けて2曲くらい多分洋楽のカバー。最後に「持ち歌ですみません」とギター弾きながら「少年」! 清春を充分堪能できて満足。
  • 他の人も、イジワルケイの歌と、洋楽のカバーと、自分の持ち歌、をいろいろ取り混ぜてやっていたと思う。何しろ他の人たちの持ち歌をほとんど知らないので分からないんですが。
  • イジワルケイCDでは甲本ヒロトが歌っていた「僕のクリスマス」。ヒロトは出演しなかったので他の人が歌った(誰だかは後で分かった)。で、後ろのスクリーンにクリスマスの街の風景を描いたアニメが流れてたんですが、あれはシティーハンターだと思う……。屋上に立つ後ろ姿の男女の男はリョウっぽいし、クリスマスツリーにもリョウちゃん人形っぽいものがついてるし、街は新宿っぽいし。ていうか私この映像になんか見覚えある。アニメのイジワルケイシティーハンターはプロデューサーが同じ人らしいので、有り得ないこともない、と思うけれど確信が持てない。
  • 本編のトリはシナロケ。シーナさん凄い! かっこいい! あの年で赤のレザーのハーフトップにホットパンツなんて! 歌も声もCDで聞くより何倍もかっこよかった。鮎川さんもかっこいい。鮎川さんの博多弁MCを生で聞いた! 娘のルーシーもすごく可愛かった。でも何より「レモンティー」が聞けて嬉しかった。シナロケといえば「レモンティー」。
  • その「レモンティー」なんですが。曲に入る前に「一緒に歌ってくれる勝平くん」と鮎川さんが紹介した人を見て。ええええあれが勝平さんだったのかー!!! 何度か出てきて歌ったりギター弾いたりしてたのだけど、全然勝平さんだなんて気が付かなかった。「僕のクリスマス」を歌ってたのも勝平さんだったんじゃん! いや、私が知ってる勝平さんの顔は15年前から止まってるんですけど。すごく少年声にぴったりな坊っちゃんぽい顔だったはずなのに、全然違った。まるでミュージシャンのようだ。ていうか私はその時点までミュージシャンだと思って見てました。髪や服装のせいもあるんだろうけど。私の記憶の中の顔と全然違ってたので(もっと近くで見れば同じ箇所もたくさん見えただろうけど)びっくりした。でもかっこよかったし、歌もすごく上手かった。
  • 5分ほどでアンコール。TAKAさんが出てきて、出演者全員を1人ずつ呼び込む。呼び残しのないように、と手にカンペを持ちながら。これのおかげで私は出演者の名前と顔が一致しました(苦笑)。ほぼずっと出てたギタリストが花田さんだったのか、とか、清春呼んだ赤い衣装の人が秋間さんだったのか、とか、1、2曲コーラスやってたのが井上麻里奈だったのか、とか。井上麻里奈は普通に可愛かった。
  • そして最後は全員で「Satisfaction」。……が、清春1人だけ曲が始まる前に戻ってしまった。腕時計(をする辺り)を指差してたので、時間がなかったのだろうけど、1曲10分くらい、いてくれても良かったのにな。でも清春がいなくても楽しかったです。あの人数が全員入れるって、AXってステージかなり広いんだな。
  • 9時20分頃終了。これだけの人数がいて、2時間強で終わるとは凄い。今までイベントって転換の時間がかかるのは仕方がないものだと思っていたけど、やろうと思えばスムーズにできるんじゃん。今日のスタッフは裏で相当頑張ってたんだろうな。最高でした。楽しかった。