よむきくたべるあるくみる きく別館

1994年から現在までのライブレポート。個人的な思い出。

nil FC限定ライブ 池袋手刀

  • nil、というか高野哲弾き語りライブ。6時半からのと8時からのとあったけれど、私が行ったのは6時半の回。
  • 今回1ケタの整理番号が当たってしまい、会場に入って最前列それもかなり真ん中に陣取ったものの、目の前に椅子があるのを見てあああここに哲が座るのかどうしよう今のうちに後ろに移動しようかでももったいないし、と恐ろしく緊張。や、近すぎると恥ずかしくていてもたってもいられないんですよ(中学生かよ!)。普通の激しいライブならまだしも、アコースティックで座ってやるとか言ったらもう!
  • 開演SEはいつもの曲。肩にタオルかけてアコギ抱えて煙草くわえて哲登場。頭にはグッズの茶色のキャップ(この時はつばを前にしてたけれど、途中で後ろ前にした)。そしてフロアを見渡して「着席」と。フロアには椅子があるわけでもないので床に三角座り。でもおかげで目の前に哲の顔がある状態が解消されたので、ライブ中は緊張しなくて済みました。お尻は痛かったけど。煙草は出てきたときだけで、そのあとは吸わなかったはず。
  • ステージにはずらっと8本のギター。アコギからエレキまでいろいろと。赤いのとオレンジのが目に付いたけれど、それは最後まで使わなかった。椅子は木で背もたれがあって、座面が緑の布張り。かなり年季が入っていて良い雰囲気。椅子の前にはマイクと譜面台。足元にはエフェクターが幾つか。
  • 1曲目は「サントワマミー」日本語版*1。この人こういう歌が何故だかすごく似合うよなあ。最後、♪サントワマミー、を何度も繰り返して「誰か止めてくれ」とか言うので笑いが起きた。
  • 「夏は終わったけど」の言葉に「サマタイムクルーズ」を期待したら全然違って、2曲目「少年時代」。ちょっと意外だった。途中「北の国から」テーマ曲の♪ルールー、ルルルルルーが入ったり。続けて聞き覚えのあるフレーズを弾き出して、これも歌うんだ? と思ったら、♪ほんの、ちーいさな「出来心」(「サボテンの花」替え歌)で終わり。「Zというバンドのディーイーエヌさんのネタ。酔うとよく歌ってた」らしい。
  • 位置的にまっすぐ前を見ると股間だったんですが、意外と脚は閉じ気味だったので困らずに済みました(笑)。足でリズム取るのがよく見えた。ズボンの後ろポケットに入れてた財布は、床に落としてあった(多分わざと)。
  • MC。レコーディング終わってからギターを弾いてない。ギター久々過ぎて手が痛い。誰か俺の代わりに弾いて、マジで。
  • そのせいなのか分からないけど、私が見た限り3回くらいピック落としてた。
  • 「一番遠くから来た人?」と訊いたら北海道って人が。「お前中心でやる」と。これはCHABOさんのネタらしい。でもCHABOさんにはこのネタを使うのは3回まで、と言われたらしい。「4日に麗蘭がAXでやるから行って」と人のライブの告知を。
  • 「チェンジ!」とか「テレキャスター!」とか言うとスタッフが出てきてギターを替えてくれる。
  • どの辺りで言ったか忘れたけど、「内P終わっちゃったね」と。見てたのか。あと、拍手をいいとものタモリの如く、チャッ、チャチャチャッ、と止めてみたり。
  • 「(愛は)ミラーボール」とか新曲とかやったのはこの辺りだったか?
  • アコギで「Hate Beat!」。いつもとは違った感じで面白い。続けて「Hate Beat!」はこの曲に影響されてできた、といってやったのは矢沢永吉「I love you, OK」。ほんとに? でもなかなかかっこよかった。
  • 多分この辺りで「sleep」。♪さいわいわい、のところで「この『わい』ってなんだ?」って……作詞はアナタですよ(笑)。
  • 順番は忘れたけど「サーカス」もやった。
  • 客席に「何聞きたい?」と訊いて出てきた曲のサビとか出だしとか1番だけとかをやる。「Baby Baby」「さよならダヴィンチ」「サマタイムクルーズ」など。「JANIS」は全然覚えてないと言いながらもやってた。「最初からおいしいとこだけやってけばよかったのか」とか言ってた。
  • 「日刊コバヤシマサル*2読んでる人?」と訊くも結構少ない。「ほんとに毎日やっててすごい」と。
  • 哲の腕にはホワイトバンドと、それに似た白に青がマーブル状に混じったバンド。その青いのは、癌の研究費集めのものらしい*3
  • それを着けてる理由。幼なじみの女の子が肉腫であと一年と言われてる。この間nilZIGZOのCDをあげた。でも生き死にの歌が多い。「Birthday」とか、10年後を歌う歌なんか聞かせられないと思った。でも喜んでくれた。
  • 椅子は哲の家から持って来たものだったらしい。次のアルバムのジャケットになってる、というようなことを言っていたと思う(けど私の聞き間違いかも)。
  • 今日、手刀はメンテナンス日のところを開けてくれたらしい。
  • 最初からやるのが決まってたのは、サントワマミーと最後の2曲だけ、でも何とかなるもんだね。
  • 最後から2曲目は新曲「Reasons」。最後は「Thank you」。
  • 客出しSEは「Reasons」。
  • ささやかなプレゼントあり、というので何かと思っていたら、小さいシールだった。携帯につけるといい、と哲は言ってたけど。
  • 1時間ほどの短いライブだったけど楽しかった。やっぱり私は哲の歌が好きだ。

*1:シャンソンの名曲。作詞作曲サルバトーレ・アダモ。日本語訳詞は岩谷時子越路吹雪の歌で有名。

*2:nilオフィシャルサイトのFC専用ページにある、小林さんのコーナー。

*3:nilオフィシャルサイトの哲の日記に詳細があります。