LUNA SEA　GOD BLESS YOU 〜One Night Dejavu〜　東京ドーム - よむきくたべるあるくみる　きく別館

ライブレポというより感想文です。ちゃんとしたレポートは既にいろんなところで出ているので、私の感想を書きます。

3時に同行者と待ち合わせて、まず物販に並ぶ。列を見たときは何時間かかるかと思ったけれど、1時間かからないくらいで売場に着いて助かった。寒かった……。
敷地内のデニーズで食事。ここのデニーズはドームでコンサートとかがある時は、席にいられるのが60分までになっているらしく、結構回転が良い。というのを今回初めて知った。
入場前に関係者入口に行って花を見る。トリビュートに参加した面々の他、YOSHIKI、Gackt、B-T、大黒摩季、元SHOXX編集長星子さんなどから来ていた。
面白かったのは、西川貴教名義のとabingdon boys school名義のと２つ来ていたこと。が、更にその上を行く人がいた。GacktがLUNA SEA様江とSUGIZO様江の２つ花を贈っていた……義理堅すぎる……。
そういや星子さんの肩書きがスターチャイルド代表取締役だった。一瞬、スターチャイルドってアニメレーベルの？　と思ったのだけど、あとで検索したら全く別の会社だった。雑誌のZyとか出してる会社らしい。あ、星子をそのまま英語にしてスターチャイルドなのか。なるほど。
開演予定時間の30分前くらいに入場。スタンド席の20列目くらい。ほぼバックネット裏で、ステージの半分は網越しな席だったけど、全体が見渡せて見やすかった。細かい部分は見えないけれど、姿や動きは意外と良く見えた。
ステージは結構シンプル。左右と中央に花道が延びているけれど、サブステージなどは無し。スクリーンはステージ後ろと両脇の花道の後ろにあったはず。
場内アナウンスの注意事項で、ライターなどを点火することは消防法で禁じられています、と言われる。注意事項の札を持って客席を歩いている係員がいたけれど、その札にも同じようなことが書かれている。……なんかこう、ある層に向けて言っているように聞こえるのはなぜだ（笑）。ソロライブじゃないからしませんが。
開演は1時間近く押した。こんなに押すライブは久しぶり。始まる直前までアリーナの一画に入場する人の列が途切れなかったので、おそらくプレミアシートの客入れが手間取って押してたんじゃないかと思う。
SEの曲が変わって音も少し大きくなり、そろそろ開演だな、と思ったら客電が落ちてスクリーンに赤い月の映像が。その上に1989とか1995とか2000とか、年代を表す数字がパタパタと変わりながら現れる。そして2007になったところで開演。
1曲目は「LOVELESS」。うわあなんてLUNA SEA！　ほんとにLUNA SEAだ！
2曲目「Dejavu」、3曲目「JESUS」まで覚えているが、そのあとの曲順は覚えていない。セットリストはこことかをどうぞ。
RYUICHIとINORANはサングラスをかけていた。真矢はエクステつけて髪が長かった（ちょっとそれはどうかと思った）。
そういや私は、Jファンではあるのだけれど、JファンになったのはFIRE WIREからで、LUNA SEA時代はほとんどJを見ていなかったし、ベースの音も聞いてなかった（ベースソロのコーナーでしか見てない気がする。よってJ「スレ」とは自称できない）。なので、LUNA SEAライブでJに注目するのは今回が初めてだった。
J、よく動くなー、というのが今回見ての感想。ソロの時は歌うからあんまり動かないんだろうなあ。場所を移動するだけじゃなくて、その場でくるっと回ったりも多い。あと、背が高いからか結構目立って、こういう大きい会場で見ると見栄えする。ドームだとベースの音は聞こえ辛いかもと思っていたけれど、結構聞こえた。寧ろCDよりも聞こえたかも。
LUNA SEA終幕後はそれぞれのソロも見ているけれど、一番久しぶりに見たのがSUGIZOだった（河村隆一は見てないけどTourbillonは行ってるし、真矢は相川七瀬とかcreature creatureで見てる）。5年ぶりくらいで見たけれど、SUGIZOはやっぱりSUGIZOだった。
本編中盤でドラムソロ＆ベースソロ。その辺りまで私は何だかもう、ほんとにLUNA SEAだ、という思いでいっぱいで、リズム取ったり手を挙げたりはしてたけれど、声はほとんど出せなかった。でもこのドラムソロの「真矢ー！」でやっと声が出て、それ以降はただのJファンでした（笑）。ドラムソロとメンバー紹介の時しか、J以外のメンバーの名前言ってないや……。
ベースソロは「BACK LINE BEAST」。真冬の野外で初めてこれ見てかっこいいと思ったんだよなー、とか懐かしくなってみたり。（そういやBSでの放送ではドラムソロ＆ベースソロは完全にカットされてた。そこが良いのにー！）
で、そのあと花道の先でやった「BREATHE」。私この曲完全に忘れてました……。
気合の入ったSLAVEの方々に怒られそうですが、私は昔も何度も（と言っても年に1、2度）LUNA SEAライブに行っていたにも関わらず、シングル曲やライブの定番曲以外はほとんど覚えてないような人で、そんな状態のまま終幕を迎えてしまって（ちなみに終幕ライブはチケット取れなくて26日しか行ってない）、最後まで曲の展開が分からなくてうまくのれない曲が幾つもあって、それが悔しかった。
なので今回のライブに向けて充分に予習してきたのです。なので「BREATHE」以外の曲は、曲名は即座に出て来なくても、ちゃんとのれたのです。が。「BREATHE」だけは綺麗さっぱり忘れていた……。
周りの雰囲気からして絶対新曲じゃない、でもどのアルバムに入ってたかすら思い出せない。後日セットリストを見て、「SHINE」のバラードだったのか！　と……。
いやでもほんと、「JESUS」とか「FATE」とか「TIME IS DEAD」とか、昔の私はうろ覚えでのりきれなかったので、このライブで雪辱を果たした気がした。
本編は「TONIGHT」で終わり、アンコール待ちの間、どこからか「きよしこの夜」が始まる。
歌いながらも、さすがに東京ドームは広すぎるし合唱は無理だろうと思っていたのだが、無理じゃなかった！　ものすごく綺麗な合唱で、真冬の野外よりすごかったかもしれない。今この瞬間日本で一番クリスマスらしい場所はここじゃないかと思うくらい綺麗だった。
ちなみにその間、アリーナ席にちらちらとライターの炎が見えた。すぐ消えてたけど。
「WHITE CHRISTMAS」歌う前にRYUICHIが「今日は何の日？」と聞いたのだが、私はクリスマスも満月も思いつかず、LUNA SEAライブの日、としか浮かばなかった。客席の反応が微妙だったけど、多分私と同じ人が多かったのではないかと（違うかな）。
ダブルアンコール待ちの間、スタンドではウェーブが。楽しかった。
メンバー紹介の時、Jが「ここに来れなかったヤツらの思いも届いてます」と言った時、やっぱりJは良い人だ、と思った。最初のFIRE WIREでもそう言ったなあ。
INORANが全然喋らないでRYUICHIに耳打ちしてRYUICHIが代弁してたのが（本当に「代弁」なのか分からないけど）可笑しかった。INORANソロではべらべら喋ってるのに！
SUGIZOがRYUICHIを「世界一のナルシスト！　世界一のロマンチスト！」と紹介。
RYUICHIの肉声の「愛してるよ！」、スタンド席でもちゃんと聞こえた。すごい！
そしてラスト2曲は「PRECIOUS...」「WISH」。ベタなラストだ（笑）。でも楽しい。
手繋ぎジャンプ、他のバンドのライブでもあるけれど、全然知らない隣の人とも手を繋ぐのはLUNA SEAだけだなあ。
メンバーが全員はけたところで、ケイト・ブッシュの「嵐が丘」が流れ、スクリーンにエンドロール。最後に告知とかあるかも、と思ったけれどそんなこともなく、一夜限りのライブは終了。
なんていうか、ものすごくLUNA SEAらしいライブで、終幕なんてなくて７年ぶりに久しぶりにライブをした、みたいな感じだった。
7年の間のソロ活動で更に演奏技術や歌やコーラスが向上していて、よりすごいバンドになったなあと思った。
「いつか、どこかの空の下でまた会おう」というMCのとおり、いつかまた、こういうことがあればと思う。